「資金繰りに困っている病院、いや中小企業経営者必読の書」 諸外国に比べて人口当たりの病床数が多い日本。 国の 「病院つぶし」 がはじまっている。 そのためか急激に悪化する資金繰り。 “非営利組織” の病院と言えども資金が回らなければ倒産してしまう。何とか経営を立て直そうと孤軍奮闘の内部改善を試みるが、 16億円の売上に対して、5,000万円の利益が関の山。 これも制度ビジネスの限界か、 資金調達の旅がはじまる。 メインバンクR銀行にはじまり、TM信金、 新銀行T、 YC銀行、 TMN銀行と回った挙句、 最後にAO信金のI氏に辿り着く。 しかし、 返済はこれから。 25年後に8億円のローンの完済ができることを祈るばかりである。
「これは画期的な本である」 医療の「業界人」、とくに病院の「経営者」にとっては身につまされるサスペンス本であろう。しかも、つい引き込まれて恐怖ドラマを読み進むうちに、病院経営の標準的ステップや手法、とくに資金繰りの実際が身につくテキスト本でもある。いや実は最後まで読むと銀行とうまくつきあうための実践ノウハウ本であることがわかる。ゆえに「他の業界人」にも有用なサバイバル本と信じる。また「行政マン」や「研究者」にとっては、医療崩壊の現場実態を知りうる一級のドキュメント本である。そして「素人」にとっては、実は大半の医療人はこの分野の素人なのだが、金融業界という怪奇の世界を覗き見できる暴露本である。驚くべきことに「すべての人」にとって、うつ病予防や人生訓が学べる健康教養本のおまけまで付いている。つまりこれは「国民」にとって、楽しめ、感心もし、そしていろいろ学べる、ありがたい貴重本なのだ。筆者の勇気と分析眼に感謝をささげたい。
「病院・経営のしくみを、ライブに知ることができる」 これまで病院は破たんしない、売掛金が貸し倒れとなることなく取りっぱぐれのないビジネスと言われてきました。そのキーワードが現金(キャッシュ)です。企業体である病院は、経営の血液である現金の入りと出がバランスしているから倒産しにくい、赤字であっても取り崩す過去の資産があることや借り入れができ、破たんを逃れることができるとされてきました。しかしその収入と借入が、いま、思うにまかせない、との話が、ここ数年ずいぶん聞かれるようになっています。病院経営の大先輩である井村健司さんから資金繰りに苦労しているという連絡をいただいたのは、そんな最中でした。本書を読ませていただき、多くの病院同様、荒波に呑み込まれたこと、そして並々ならぬ事業への情熱と知恵により、倒産の危機を乗り越えた全貌を知り得ました。今現在、資金繰りに困っている企業や病院があったら、この本を読み勇気を貰ってください。すべてがさらけ出されています。大いに参考になるはずです。病院経営にベクトルが向いている方は、血肉が加味された生の病院・経営のしくみを、知り得ることができるでしょう。
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